学生を追い詰める「ブラックバイト」 それでも辞められない理由

公開日: : 最終更新日:2015/03/07 おもめNews, その他

――学生を追い詰める「ブラックバイト」 辞められない理由とは

シフトにはない突然の勤務命令、長時間労働でも支払われない残業代、大学への出席は疎かになり、それでも簡単には辞められない…。

そのような状況にブラックバイトという言葉が生まれているようだ。

その実態やそれでも辞められない理由とは。

ブラックバイト

参考元
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150129-00000581-san-bus_all
http://matome.naver.jp/odai/2137601988394393401

”ブラックバイト”の事例

■個別指導塾で…

都内に住む大学2年生。

求人では、90分(1コマ)授業での給与が1600~2300円。割の良さからアルバイトを決めた。

だが、いざ働き始めてみると、授業の1時間前からのテキスト作成、授業後には生徒個人の報告書作成に2時間はかかる。

さらに生徒への年賀状や教室掃除も担当させられ、残業代はなし。時給に換算すると最低賃金(東京都:888円)を大きく下回った

また、平均3~4人を教えるとされていたが、実際には「人手不足」を理由に10人近く教える日もあり、帰宅が深夜になることも多くなった。

■辞めたら賠償50万円と脅され…

愛知県で家庭教師として働いていた学生。

会社に「辞めたい」と伝えたところ、社員が自宅までおしかけ、50万円の損害賠償を請求されたという。

このケースについては、弁護士を通じて会社に内容証明を送り、会社からの脅迫に対応したそうだ。

労働問題に取り組むNPO法人「POSSE」によれば、塾講師や家庭教師のアルバイトを巡る相談は急増しており、「辞める場合は代わりの別の人間を連れてこい」と言われたケースもあるという。

また、生徒の受験時期と、大学生のテスト期間は重なる場合も少なくないため、休むことができない大学生は「勉強時間も足りず、単位を落とす」場合もあるようだ。

■ディズニーキャストの例

「オリエンタルランドユニオン」という労働組合を結成し、労使交渉に乗り出したことは、大きく知らせられた。

「労働条件が酷過ぎる」と異議を唱えたキャスト。

人気のショーの1つである「マーメイドラグーンシアター」に出演するキャストは、待機時間もメイクは落とせない。そのため自由に動き回ることはできず、1日の拘束時間は約7時間。

しかし、支払われる給与はショー中と前後15分の実質5時間半程度なので、月給が数万円という人もいるのだという。

あるキャストによれば、生活が成り立たないため、他のアルバイトと掛け持ちが当然になっているそうだ。

金銭面だけでなく、時間も問題に。

「一番の問題は、多くのキャストは契約更新時に労働条件が明示されない事です。週に何日、何時から何時まで働くのかということが分からないまま働いています。『明日は6時間』と言われていざ出勤してみたら、『今日はお客さんも少ないからやっぱり2時間で』と、会社側が勝手に決められる。シフトも分からないまま働いているということが、何よりの不安要素なんです」(9年間パフォーマーをしてきた1人)

そして、不安定だった雇用が破綻したのは、2014年の4月。ショーのリニューアルに合わせて、多くのキャストが首切りにあってしまった。

■大学教授からも異変を感じる

中京大学国際教養学部の大内裕和教授(47)は、7年ほど前から学生のアルバイトに異変を感じ始めたという。

ゼミ合宿の日程を決める際に、一人の学生は「3ヶ月先までシフトが決まっているので先延ばしにしてほしい」と言い、別の学生からは「1週間前にしかシフトが出ないので、それまで予定がわからない」と言われたそうだ。

結局ゼミ合宿は日程調整ができず取りやめになった。

「バイトがあるので試験日程を変えてもらえないか」と言い出す学生もおり、実際に試験を休んで単位を落としたり、留年したりする学生も出始めた。

大内教授が詳しく話を聞くと「バイト先で不可抗力で壊れたものを弁償させられた」「ノルマを課せられ、達成できないと給料から天引きされた」「12時間連続で働かされた」といった過酷な実態が明らかになった。

教授は、「一見、学生が不真面目なように思えるが、本当に真面目な学生が『勉強したいのに休めない』と切実に訴えてくる。一昔前のバイトは気楽だったが、明らかに違うものになっていた」と話す。

辞められない理由

1:経済的事情

親の所得が減ったことで、仕送り額が減っており、その分をバイトでまかなっている学生が多くなっている。

多くの学生がバイトをしなければ生活が成り立たない状況。

2:フリーターとの競争

「バイトの面接に50社落ちた」と相談にきた学生もいるそうだ。

バイトをするにも、フリーターとの過度な競争があり、大学の時間などで”使い勝手が悪い”と働けないところも多いのだという。そのため、一度アルバイトが決まると、なかなか辞められない実情があるようだ。

また、高い習熟度を必要とするアルバイトも増えており、新しい仕事を最初から覚えるのは難しいと、学生も転職に二の足を踏む。

3:非正規雇用が常態化

「2」との内容とも重なる部分もあるが、非正規雇用が常態化も挙げられる。

”アベノミクス”でもよく話題として取り上げられる非正規雇用者の増加。

これにより、学生のアルバイトも、フリーターであったり、主婦であったり、様々な人との競争を勝ち抜いた結果でしか就業できなくなっている。

専門家は「『安くて使い勝手がいい』学生が、日本経済に組み込まれている。職業現場に出てから企業が本当に鍛えようと思っても、学業の土台がなければ国際競争に勝てない場面も出てくるだろう。このままではブラックバイトが元凶となり、日本経済がいずれは崩壊する可能性すらあるのではないか」と懸念する。

ネットの反応

明らかに私の学生の時と今とでは違う感じはする。バイト全くしてない奴もかなりいた

高校の時にバイトしてたとこ、都合悪くなって行けなくなった時は代わりの人を用意しないと休んだ分の時給天引きされたな

ブラックなら辞めれば!と思ったら、親の所得減少で生活のため、フリーターとの競争、習熟度が高い仕事が多く転職が困難って悲惨

企業のあり方を変えないとどうしようもない。人員削減をコスト削減と考える会社は容赦なく潰さないと

義務感の強い子をダシにした例だと震災の時にボランティアの名目で団体の実績稼ぎをさせられた話もある。バイトなんだから適当でいいよ

バイトなんだから経営サイドのことなんて考えずに待遇が悪けりゃスパッとやめてしまえばいいよ

優先順位を分かってても,いつの間にか主従が逆転することも確かにある

学費を稼ぐため授業に出られない、福利厚生の一環たる部活やサークルをやめざるを得ない学生は増えていると日々感じています

自分がそうしていただいたように、育ちゆく若者を支えられるおとなでありたいものだ

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