鳥栖いじめ提訴 生徒が会見「学校は何もしてくれなかった」

公開日: : おもめNews, その他

――鳥栖いじめ提訴 生徒が会見「学校は何もしてくれなかった」

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佐賀の中学校、イジメ放置で生徒がPTSDに 市教委「できることは精一杯したが、我々の思いが被害者家族に届かず残念」

鳥栖市の市立中学校で2012年(当時1年)に男子生徒がいじめにより重度の心的外傷後ストレス障(PTSD)となり、加害者生徒ら家族と市に慰謝料約1億2800万円の損害賠償を求める訴訟を19日に佐賀地裁に起こした。

その生徒は提訴後会見。学校は安心して戻れるようにすると何度も言ったが、何もしてくれなかった。もう信じられないと訴えている。

鳥栖いじめ 提訴

参考元→http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/158381

■「どちらが被害者か分からない状態。息子は悪くないと、はっきりさせたい」

佐賀地裁に市と同級生らに損害賠償を求め訴訟を起こした男子生徒ら家族。

提訴後の会見には、両親も出席し、母親は「学校や市教委には当たり前の学校生活を送れるようお願いしてきただけ。裁判は苦渋の選択で、この形でしか息子を助けられないと思うと残念」と心境を吐露。

いじめに関しては、原因の究明を求めたところ地域からは誹謗中傷を受けたという。「どちらが被害者か分からない状態。息子は悪くないと、はっきりさせたい」と話した。

弁護士は「なぜ長期にわたる暴行や恐喝を学校が分からなかったのか検証が不十分では、生徒も保護者も安心できない。被害者の立場に立った救済ではなかった」と指摘した。

訴状によれば、生徒は12年4~10月、恐喝や暴行、エアガン乱射、カッターナイフ突き付けなどを校内外で受けており、重度のPTSDになり、卒業を控えた現在まで不登校の状態が続いている。

■学校・市教委側の意見

「被害者を第一に考え、できることを精いっぱい行ってきたが、私たちの思いが届かなかったのはとても残念」

天野昌明・市教育長はこのようにコメント。

学校側は問題が発覚した2012年10月以降、加害者生徒に聞き取り調査。13人が関わったことを把握、中心的に関わっていたのは5人だったとしている。

市教委は5人を3日間の別室登校とし、2学期間にわたり更生プログラムを実施して勤労活動や面談を課した。

男子生徒には自宅での学習支援や臨床心理士を派遣して「心のケア」に当たる一方、専門家による第三者機関「いじめ問題等対策委員会」を立ち上げ、再発防止を進めてきた。

男子生徒は昨年1月から適応指導教室に通い、「サッカーに興じたり、友人もできていた様子だった」と説明。

昨年10月に、高校進学に関する相談のため、市教委が保護者へ連絡をしたところトラブルとなり、その後、男子生徒は適応指導教室も欠席している、と説明した。

市教委は「すべての対応が後手後手と保護者に評価されていた。訴状を見て粛々と対応するしかないが、受験を控えたこの時期に、学校現場も動揺するだろう」と話した。

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