「妹ぱらだいす2」が不健全図書に指定されて早2ヶ月 書店の現状、言葉失うPTA
――困惑するPTA
東京都がKADOKAWAのコミック「妹ぱらだいす!2」を不健全図書に初指定してから早2ヶ月。
以降、このような図書は成人コーナーなどへの区分陳列が義務付けられたのだが・・・
参考元→http://www.yomiuri.co.jp/national/20140709-OYT1T50008.html?from=ytop_main9
言葉失うPTA
KADOKAWAの「妹ぱらだいす2」が「不健全図書」に指定されてから早2ヶ月。
露骨な性描写があるような漫画本には、東京都の定めた改正青少年健全育成条例の新基準が適用されるようになり、「妹ぱらだいす2」はこの新基準が初適用された例である。
これらの「不健全図書」は成人コーナーへの陳列が義務付けられ、18歳未満への販売が制限された。
しかし、依然として書店には小学生にも手の届くようなコーナーに過激な表紙の漫画が並んでいる。
「これだけ普通に置かれると……」
と先月、参考元の記者さんと売り場へ足を運んだ都公立中学校PTA協議会の男性役員は言葉を失った。そして、
「区分陳列にしてほしいコミックはもっと多い」とため息をついたという。
未だに胸が強調されていたり、きわどいポーズの女性が表紙を飾っていたり、タイトルに過激な言葉を使っていたりと、過激な漫画本が陳列している理由には、「不健全図書」かどうか判断する難しさがある。
例えば、啓発本のようなものを原作にしている漫画でも、表紙には美少女が描かれている本が人気を集める時代であり、”小説”にカテゴライズされるライトノベルの表紙なんかはさらに分かりやすい。
(これらがコミカライズされた漫画本も同様)
これらは不健全図書なのか?内容はおそらくほとんどが「NO」である。
このあたりの判断の難しさがいまだに書店でも陳列されている背景になっている。
ネットの声は・・・
一方で、ネットの声では、
・文句を言う以外に何かすることないのか?
・書店なんていまさら瑣末な問題だ。ネットを探せばアホほど情報は得られる。
・まだこんなことやってるのか。何十年も前の有害図書問題の時とまったく同じ。
・酒・煙草も普通に店頭においてあって、高校生バイトが普通に売っているのはどうでもいいようだ。
・言葉を失うのはこっちだよ。都の職員は部屋で漫画読んでいないで、虐待されてる子供たちの事を見ろよ。
など、言葉を失ったというPTA役員にむしろ言葉を失っているようだ。
“子どもが心配”で、「不健全図書」に力を注いでいるのであろうから、悪いことだとは言わないが、もっと先にすべきことがあるのではないかと感じる人が多いのも事実である。
心配から来るものではなく、ただの文句を言いたいだけ、自己満足としてやっているだけならなおさらだ。