エボラ出血熱でナイジェリアでも死者 拡大止まらないエボラウイルスとは?

公開日: : 最終更新日:2014/09/10 おもめNews, その他

――ナイジェリアで『エボラ出血熱』の死者

25日、ナイジェリア(旧首都:ラゴス)の病院で隔離されていたリベリア人がエボラ出血熱で死亡した。

今年1月から流行し始めた西アフリカでは、エボラによる死者が出たのはこれで4カ国目になる。

エボラ出血熱 ナイジェリア

参考元→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140726-00000005-jij_afp-int

<記事の要点>

西アフリカでのエボラ出血熱の死者が増加の一途をたどっている。
 
世界保健機関(WHO)の最新データ(25日発表、20日までのデータ)によると、ナイジェリアでの死亡者数は660人にのぼっている。

今月18日から20日までの間に記録された死亡者は、シエラレオネの13人、リベリアの11人、ギニアの4人の計28人。同期間に新たに発症した人は45人だった。

エボラウイルスは出血熱の病原ウイルスのひとつ。この熱帯性ウイルスには、今のところ治療薬もワクチンも存在しておらず制御不能である。

<エボラ出血熱>

ウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。

初めてこのウイルスが発見されたのはスーダンのヌザラという町であり、最初の被害者となった男性の出身地付近のザイール、エボラ川から名付けられた。ウイルスは「エボラウイルス」、病気は「エボラ出血熱」。

感染すると、突然の高熱と頭や腹部への痛みが襲い、消化器や鼻などから激しく出血して死に至る。致死率は50~90%という非常に高い死亡率であり、現在、治療薬もワクチンも存在していない恐怖の病気だ。

体細胞の構成要素であるタンパク質を分解することでほぼ最悪と言える毒性を発揮するため、体内に数個のエボラウィルスが侵入しただけでも容易に発症。そのため、バイオセーフティーレベルは最高度の4に指定されている。

「エボラ出血熱」の恐怖が知られるようになってから30年以上が経つが、死者はマラリアやコレラと比較すれば格段に少ない。

これは、致死率が高いため、「他人に感染する前に死に至るために蔓延しにくい」からである。映画や小説などでは『致死率90%』という数字や症状だけが誇張されるため、恐怖が先行しているが、感染者は広がりにくいウイルス。

また、感染力は強いものの、基本的には空気感染もしないため、感染者の体液や血液に触れさえしなければ感染しないことも蔓延しにくい理由。

現在までの感染拡大の多くは、死者の会葬の際や医療器具の不足(注射器や手袋など)により、患者の血液や体液に触れたことによりもたらされたものがほとんどである。近づきさえしなければ感染しない。

さらにエンベロープ(一部のウイルス粒子にある膜状の部分構造)を持つウイルスなので、アルコール消毒や石けんによる消毒が容易であり、先進国での大きな流行の可能性は低いと考えられている。

ただし、エボラウイルスが知られて30年。大きな変異が起こる可能性もないとは言い切れないため、安心は出来ない。

なお、自然宿主の特定には至ってはいないがコウモリが有力とされている。

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