月の形がなぜ球形ではないのか?謎の解明に迫る研究論文がネイチャーに掲載

公開日: : らいとめNews, 生活

――月の形の謎、ついに解明か?

月は実際には完全な球体からはかけ離れている。地球に面している側とその反対側が出っ張った奇妙な形をしており、”レモン”のような形状だ。

しかし、これは理論上ではおかしなことであり、約44億年前に月が形成されて以降、回転力により完全な球形に成形されていないとおかしい。

科学者たちは数十年間この謎に頭を悩ませてきたのである。

月の形

参考元→http://news.livedoor.com/article/detail/9099400/

<記事によると・・・>

レモン形のようなこの出っ張りはどのようにして形成されたのか。その謎に対する研究論文が30日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。

この論文で出されている答えでは、『月が超高温状態だった形成初期に地球から及ぼされた強力な重力に原因がある』とされている。

どういうことなのか詳しく見ていこう。

月の形成は、火星サイズの浮遊惑星と地球との衝突の結果、生じたものと考えられている。

誕生当初は溶岩の塊であり、後に冷え固まり始める。月の重力が海の満ち干を起こすのと同様に、月の6倍の質量を持つ地球は、誕生後の月に対して、この時期に強力な潮汐力を及ぼしたものとされる。

潮汐力は月を伸縮させたが、この伸縮プロセスで摩擦による熱が発生した。半流動体だった月は、表面が冷えている間にこの熱で暖められた。この動的プロセスで生じた熱が不均一に伝播し、月の地殻の形成に影響を及ぼした。

その後、月は冷えている間にこの潮汐力によって外側がゆがみ、そのゆがんだ形のまま凍り付いた。同時に月は、自転の影響も少し受けた形状で固まった、としている。

※潮汐力(ちょうせきりょく)

重力によって起こる二次的効果の一種。起潮力(きちょうりょく)とも言う。
潮汐力wiki

<月の海の解明にも光>

月の非対称形は、その後に発生した異常な地質学的現象を理解する重要なカギになるかもしれないとの指摘もある。

その例は、『月の海』として知られる広大な火山性平原が”月の片側”にしか存在しない謎などだ。月の裏側には、このような火山性地形はほとんど存在しない。

回研究チームは、この月の難問への着想を得たのは木星の第2衛星エウロパ(Europa)からだった。

エウロパは、液体の水の層の上に氷の殻がある構造をしている(と考えられている)

このエウロパも、木星の潮汐力がエウロパの氷殻を伸縮させ、内部で熱を発生させてその形を作っているのではないか、遥か昔の月もこれと同じ状態であったのではないかということである。

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