育児休暇を取得する男性はわずか1.89% 推奨されていても取りづらい風習

公開日: : らいとめNews, 生活

――育児休暇を取得する男性はわずか1.89%

少子化、女性の社会進出、男性の育児参加・・・エトセトラエトセトラ。

経済広報センターが今年始めに行った調査(「女性の活躍推進に関する意識調査」)では、男性が育児休暇を取得することに対して92%が賛成という結果で、このような意識が浸透していることはわかります。

しかし一方で、実際に育児休暇を取得した男性はたったの1.89%(2012年)という結果で、しかもここ5年間はほぼ横ばい。

少子高齢化がもう手遅れとも言えるところまで迫っている現在にもなって、いまだ日本ではこのような結果になるのはなぜなんでしょうか。

その理由を探っていきます。

育児休暇 男性

参考元→http://www.sankeibiz.jp/econome/news/140817/ecc1408171710001-n3.htm

<記事の要点>

■日本の男性の育児休暇取得率の低さ

冒頭で述べたよう、日本の男性は実際に2%程度しか育児休暇を取っていない。

さらに取った人でもその8割は1ヶ月未満という短い期間。

政府は「2020年までに13%」を目標に掲げてはいますが、進みにくい模様。

■進まない理由

1:風潮

「制度」はあっても「風土」がない。

男性が育児休暇を取れば「あいつ終わったな」と見られる会社が多く、実際にマイナスの評価やペナルティを与える企業もある。

そんな環境で取れるわけもありませんよね。

2:信仰

では、なぜ育児休暇を取る男性に罰がいくのか。

これは日本の会社が未だに、休まず長く働いている人が偉いと見られる「労働至上信仰」のようなものが根強いから。

実際にある大手役員の話では、仕事が出来る人材よりも、便利でムードメーカーのような人を求めているのだとか。つまり、育児休暇を取得するような人はどれだけ仕事が出来ても、上司にお仕えしない時点でマイナス評価をされる世界のようです。

残業だって本来はしない奴ほど優秀なのに意味が分からないですね。

3:給料

これも大きな要因。

日本の場合、育児休暇中は「無給」という男性がほとんど。

多くの家庭では、男性が稼ぎ手の場合が多いですから、無給だと現実的に無理な家庭も多いのです。

■世界を見ると

福祉面が充実していることで有名な北欧の国々(ノルウェーやスウェーデン、デンマークなど)を見ると、「取得しない」と国に罰せられます。

「パパクオータ制度」という制度が導入されており、赤ちゃんがいる夫婦は育休を最長で54週取ることが出来るのですが、父親が6週間以上取得しない場合は、母親の育休を取る権利が剥奪されてしまいます。

つまり、夫婦揃って育休を取らされるわけですね。

ちなみにその間の賃金はほぼ全てが保障される仕組み。

スウェーデンでは育休が480日あり、そのうち390日は元の賃金の80%が支給。

ノルウェーなら、育休が52週取得なら賃金の80%、42週なら100%が保障されます。

こうした制度により、90年代まで男性の育休取得率はわずか4%だったのが、今では90%を超えているとのこと。

■まとめ

高い税金と、その代わりの充実した社会保障。

そのまま日本で真似出来るようなことは様々な面で不可能でしょうが、男性が育休を取得しやすい風土にする努力くらいはするべきではないでしょうか。

深刻な少子高齢社会。育休を取った男性を「アイツ終わったな・・・」なんて思うより先に、このままだと「日本終わったな・・・」になってしまいそうです。

<ネットの反応>

ブラック国家ニッポン

日本に根付く精神論と根性論。マジおわた。

国も会社も実のところ、男の育児休暇を奨励していない

大小何千社と見てきたけど、男の育児休暇は結局1件も見たことがない。休んだらデメリットしかないからな日本の場合。

労災を申し込むのと同じ感覚だ。会社の事を考えると現実的に難しい。

北欧みたいに法でガチガチせんといかん

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