7年連続で全国学力テスト1位の『秋田県』 その理由とは?

公開日: : 最終更新日:2015/04/05 らいとめNews, 生活

――7年連続学力日本一 ”秋田県”の学力が高い理由

文部科学省が07年度より、年1回実施しているしている学力調査テスト「全国学力テスト」。

小学6年生と中学3年生を対象に、算数(数学)・国語を基礎と応用のA/Bそれぞれテストする。

このテストで07年以来トップを走り続けているのが”秋田県”だ。全ての科目でトップクラスの成績となっている。

ちなみに北陸は、福井県や石川県も常に上位。

なぜ秋田県の学力は高いのだろうか。

全国学力テスト 秋田県

■習慣などからヒントを得る

1:生活習慣

上位の北陸の地域では、早寝早起きであったり、朝食をしっかりと取っているといった、基本的な生活習慣を実施している家庭が多い。

これは、都心部に比べると、核家族の割合が少なく、3世代などで家を共にする大家族の家庭が多いため、そういった生活習慣が実施されやすいようだ。

勉強においてもやはり基本は生活習慣から。

2:学校現場

秋田県の塾に通っている子どもの割合は22.8%と全国最下位である。

塾にいけば学力が上がるわけではないことを証明しているともいえる。

学校現場では、対話型の授業(1人に問いかけ1人が答えるなど)を実施したり、管理職と教員の協力関係が良いことなどが挙げられる。

また、塾へ行っている子どもの割合は全国で最下位でありながら、学習時間の1日平均は、1時間以上が84%にも上り(小学6年生)全国平均の57.4%に大差をつけている。

あくまでも自主的に学習する子どもが多いようである。

3:傾向

意外な着眼点では、給食の滞納率が低いのが秋田県だ。

滞納者が多い地域では、学力が低い傾向にある。

また、1にも関連してくるが、持ち家の割合、共働き率、米生産量が多いと学力テストの点数が高い傾向にある。

これは、大家族などである場合が多く、反対に核家族や母子・父子家庭では、親が子供を見る人数や頻度が減るため、学力が低下する傾向。

4:書籍『秋田県式「授業の達人」10の心得』より

書籍からも秋田県が上位であるヒントが紹介されている。

文部科学省初等中等教育局の橋田裕氏によると、秋田県の授業では「目当てと振り返り」が実践されているという。

秋田県の授業では冒頭に、学習課題(その授業のめあて)をしっかりと決める。そして最後には、今日何を学んだのか振り返る。

このような「目当て」と「振り返り」がないと、子どもたちは実は何を学んだのか分かっていない場合も多い。

これが授業作りにおいて最も重要なことなのだと橋田氏は話す。

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■その他の要因とまとめ

今では、秋田の指導法を学ぼうと、全国各地からの視察が後を絶たない。

他県からの教師の派遣も行われ、「先生の留学」も相次いでいるのだという。

近年の試験では、この”秋田式”の授業を取り入れた高知県は、それまで下位を低迷していたが、大幅に躍進した。

ただ、この全国学力テスト、実は私立はほとんど参加しないという問題がある。

首都圏をはじめ、都会では、優秀な子どもほど小学校や中学校のうちから私立に進学する。

反対に田舎であるほど、公立の高校の方が学力が高い場合が多い。

私立はほとんどがテストに参加しないため、都会が低いという側面もあるようだ。

とはいえ、その中でもトップを走り続けている秋田県は、”公立の中”では確実にトップであることには変わりない。

これからも”秋田式”の授業に注目が集まる。

参考サイト

http://www.next-edu.or.jp/spice/akita/

http://news.livedoor.com/article/detail/9254020/

http://matome.naver.jp/odai/2137767651715785101

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