ワンオペ崩壊の一因にもなったすき家の『牛すき鍋定食』 客が一部調理を負担することで復活
――ワンオペ崩壊の原因にもなったすき家の「牛すき鍋定食」 客が一部調理を負担することで復活
18日、牛丼チェーン「すき家」は、今月の27日より「牛すき鍋定食」の販売を再び開始することを発表した。
作業負担が重く、従業員からの不満が相次ぎ、”ワンオペ崩壊の原因”とも言われたこのメニュー。
復活に際しては、調理法を簡素化、一部の調理を客に負担させることで、今回の販売に至った。
また、容量を増すことで、値上げもする。
■すき家「牛すき鍋定食」復活
牛丼チェーン店「すき家」のゼンショーホールディングスの発表によれば、2014年の2~3月に販売した『牛すき鍋定食』が今月27日より再び販売される。
すき家は、発表にあたって「客からの要望が多いため、調理法を簡素化して復活させることにした」としている。
作業負担の重さから、ワンオペ崩壊の一因にもなったとされる『牛すき鍋定食』。
以前は、店舗で肉や野菜などを盛りつけていたが、工場で肉以外の食材1食分を袋詰めにして店舗の負担を減らす。
調理工程も一部を客が負担することで、従業員の負担を軽減。
また、牛肉価格の上昇や人件費増を踏まえ、容量を3割増やすなどして税込み価格を以前の580円から734円へと値上げすることを発表した。
■参考元の報道
■引き金になった”鍋”
すき家が「ブラック企業」との批判を浴びる引き金になったともいえる「鍋」。
上記の通り、前回の鍋の際には従業員の負担が大きく、2ちゃんねるやTwitterでは、従業員による不満が爆発。
そこから、特に「深夜帯のワンオペ」に対する批判は拡散され、周知となった。
「2ちゃんねる」に立った従業員専用のスレッドでは、
・一人でオペレーションする店が多すぎる
・深夜帯は仕事が多すぎて処理できないことがある
・人手不足が深刻で当日欠勤はまず不可能
・強盗が一番入りやすい店
などの問題点が書き込まれ、厳しい環境が露見。
現在、すき家は深夜帯の1人勤務など過剰労働を解消するため、10月末時点で約6割の店舗で深夜営業を休止したままだ。
そこに今回、再び手間のかかる鍋メニューが復活。前回の失敗を生かせるだろうか。
■従業員(?)の声
「牛すき鍋定食」は、11月上旬から先行的に一部店舗で試験提供が行われている。
従業員のものと思われるツイートでは、
地方ではピークタイムでも提供しています。提供は簡単になったけど、片付けがその分面倒になった。金土日祝日が最悪。本部全然反省してない
しかも提供する時に生肉なので、いちいち調理について説明しなくちゃならない。結局残業時間が増えた。本当に馬鹿なんじゃないの!?
というものを発見。
どうにもあまり手間は変わっていない模様…。全国での販売が開始されるまでに、”先行試験”の意味をなして、改善されることを祈る…。
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