【京まふセミナー】語られたアニメ業界の危機的な現状 「命運を握るのは30万人」「円盤が売れるかだけが焦点」

公開日: : アニメ, サブカルNews

――京まふで粛々と行われた、「アニメ業界の今」を語るセミナー

20~21日に開催された京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2014。

ファン向けの声優やアーティストのライブや物販が盛り上がる中、”ビジネスサイド”からみたセミナーが粛々と行われた。

このセミナーでは、「アニメ業界」が今抱える危機感についての講義が開催され、ファンの間で話される「~すればいいのに」が難しい現状などについても回答されている。

そのビジネスセミナーの一部をご紹介。

京まふ セミナー

参考元→http://news.livedoor.com/article/detail/9289612/

■アニメ業界の抱える危機

※ソースから要約

1:「製作委員会」というシステム

平均世帯視聴率はジリジリと減っており、採られているシステムがこの「製作委員会」というシステム。

アニメの制作費については、「スポンサー企業が広告代理店とテレビ局を通してアニメ会社に支払う」という流れがイメージされることが多く、アニメーターの薄給問題と絡めて、”広告代理店やテレビ局の中抜き”がネットで非難の的となっている。

しかし、これは誤解で、ほとんどのアニメはスポンサーからのお金ではなくて、さまざまな企業からの出資が制作費となっている

これを”製作委員会システム”と呼び、アニメをテレビ放送するため、製作委員会が広告代理店を経由してスポンサー費用をテレビ局に支払うという、むしろ逆のベクトルになっている。

2:製作委員会システムが抱えるダブルリスク

つまり、製作委員会システムでアニメを制作する際、出資社は制作費と放送枠料金、2重のリスクを負っている。

そのため、採算を取るために収益力の高いBlu-rayやDVDといった円盤が売れるかどうかだけが焦点となり、購入層・ターゲットが合致しない(≒円盤が売れない)作品は作られない傾向だ。

業界では、実際に円盤を購入するファンは30万人くらいなのではないかという話になっているのだという。

子供向けアニメのような円盤が売れにくいアニメは企画も通らない場合が多く、ファンの言うところの”似たような”アニメが多いのはこのためである。

セミナーでは、このような現状のアニメビジネスを「お札で焼き芋を焼いているようなビジネス」と評した。

「お金があってもあっても足りない。1億、2億すぐ吹っ飛ぶ」とも話した。

3:ファンからよくある要望に対する回答

ファンからよくある要望の一例にも触れ、

・もっと広告を打てばいいのに → 制作につっこんだお金の3倍かかる
・地方でもイベントをたくさんやってほしい → 地方に行けば行くほど赤字
・こんなグッズを作ってほしい → 例えばラバーストラップは原油と中国での人件費の高騰

など、どれも容易くないのだという現状を赤裸々に明かした。

需要と供給の関係では、夜行列車がなくなっていく現象によく似ていると喩え、「ファンが普段から乗っていれば夜行列車はなくならない。」と話した。

また、コンテンツの宣伝をめぐる状況については、マザー・テレサの箴言「好きの反対は嫌いではない。無関心である」を取り上げた。

ファンの間で(主に批判的な内容で)挙げられることも多いCVへの俳優起用に関しても、ファンを怒らせるたいわけではもちろんなく、全く知らないものを見に来てもらうにはニュースにしてもらわないと始まらないと説明した。

同じく、いつも同じような声優陣を見かけるのにはそういった理由があるようだ。

アニメ業界・制作の危機感を知れば、また違った視点から応援できるかもしれない。

当セミナーでは、「アニメ番組のスポンサーになって、アニメビジネスの一端に参加してみましょう」と〆た。

■ネットの反応

命運を握るのが30万人か…。まあ昔からコア層は10万人と言われてるよな。

「ものごとには全て原価がある」ってのは確かにファンの間ではあまり論じられないですね。

流石、郡司さんの講演内容。誤解になってる部分も詳しく解説されている。

事情を知って物を言うのと、知らずに言うのとでは色々違ってくるからね。アニメ好きな人はもっといろいろ知ろうとしたほうが良いね。

みんな薄々分かってたけどここまではっきり説明されたの見るのははじめて。

全くその通りだと思う。まあ、中高校生からはお金をそんなにむしり取れないけど、アニメが好きな大人は無料視聴環境に甘えるのはもうだめな時代だと思う。

円盤高いねん・・・・

円盤、実際高いですからね…。

とはいえ、無料試聴が可能な時代ですから、買わない層はいくら値段を下げたところで買わないだろうとも思います。

そうなると、やっぱりファン層(購入してくれる層)が買うに値するかどうかという、作品の質が全てってことになるんでしょうか。

とりあえず気に入った作品は円盤買おう!

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