本のタイトルがやたら長くなっている理由はなぜか

公開日: : サブカルNews, ラノベ・小説・漫画

――本のタイトルがやたら長くなっているのはなぜか?

「ライトノベル」の分野で特に顕著な”長いタイトル”の本。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『彼女がフラグをおられたら』など、中には句読点まで入り文章となっているものまである。

こういった長いタイトルが増えている背景を探る…。

長いタイトルの本

参考元→http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79378990W4A101C1000000/

■ライトノベルでは

以前は、『とらドラ!』のような「読んだときの音の響きが良い4文字のタイトル」が流行していた。

しかし、08年に電撃文庫から出た『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のヒットで状況が変化。

同書の累計発行部数は全12巻で500万部となり、この大ヒットを受けて、他の出版社もこぞって説明口調にしたタイトルのライトノベルを出すようになった。

また、説明口調(長いタイトル)のライトノベルも増えてくると、ただ長いだけでは客の目を引くことはできなくなっていき、今では様々な工夫がなされているという。

例えば、アニメにもなった『俺、ツインテールになります。』では、女の子を連想する『ツインテール』という言葉と『俺』という言葉を組み合わせたことで意外な印象を読者に与えたり、『魔王』や『勇者』など読者が好きそうなキーワードをタイトルに盛り込むようにしたり…。

ライトノベル界隈では、一種の手法、流行といった側面が大きいようである。

■ビジネス書・実用書ではどうか

ビジネス書や実用書も長いタイトルが多い分野だが、ライトノベルとは少し理由は異なっているようだ。

元々ビジネス書や実用書には長いタイトルのものが多い傾向にあったが、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学』『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』のヒットを受けて、その傾向が加速した。

今年も『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』をはじめ、『目は1分でよくなる! あなたの目がよみがえる7つの視力回復法』など上位には長いタイトルがズラリ。

ライトノベルとの違いについては、あちらは出版業界では”成長分野”に対して、こちらは”長い出版不況”が、このようなタイトルとなっている背景にあるようだ。

読者のこれらの書に対する財布の紐は固く、「書籍を売るためには、ある程度タイトルで内容の説明をしなければならない」ことが大きな要因になっているのだという。

■amazonや略称の存在

事情は少し違えど、出版業界では長いタイトルが増えているのは確かだ。理由は上記の他にもある。

その1つはamazonのようなネットショッピングの存在。ネット通販の中でも「書籍」は利用者が多い分野である。

通販サイトには本の内容を紹介する欄があるものの、最も利用者の目に付くのは、大きく表示された本のタイトルだ。ネット通販を意識すれば、長く、目立ったタイトルをつけようと出版社が考えるのも想像に難くない。

また、略称の存在もある。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』であれば「おれいも」、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』ならば「もしドラ」、といった感じで、人気作には略称がつく。

略称は、人気作かどうかの一つのパロメーターであり、略称が広まれば、それだけ客側は「売れているのかな?」と感じるし、出版社側からすれば略称となって広まることがメリットにもなるので、タイトルの字数に制限はないものと考えている、といった理由もある。

このような理由により、広がりを見せている”長いタイトル”の本だが、最近では、「飽きた」「それだけで読む気がなくなる」といった声、アニメなどでも「長いタイトルな時点で見る気ない」といった声も少なくない。

「おれいも」の発売からすでに6~7年も経とうとしている。そろそろ次の流行が出てきてもいい頃かもしれない。

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